汀邸 遠音近音

広島県福山市鞆の浦の旅館「汀邸 遠音近音(みぎわてい をちこち)」
全室温泉露天風呂付客室。

旅情を誘う長閑な風趣

鞆の浦のおすすめ散策スポットを紹介します。鞆の浦の情緒をお楽しみください。

日本遺産認定
『瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町

~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~』

広島県の東側、瀬戸内海のほぼ中央に位置する福山市・鞆の浦。自然豊かな壮大な景観と、2017年11月に国の「重要伝統建造物群保存地区」に選定された町並みや江戸期からの港湾施設が今もなお残される情緒あふれる港町です。2018年5月、文化庁により鞆の浦が有する魅力的な伝統・文化を語るストーリー『瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~』が【日本遺産】に認定されました。潮待ちの港としての歴史的背景や、地域に根差し世代を超えて受け継がれてきた文化・風習・生活等は際立った特色を持ちます。当地・鞆の浦を訪れる他にも、文学・映画・サイクリングのまちとして名高い尾道やしまなみ海道、美観地区で有名な倉敷などを訪れるのにも大変便利なロケーションです。

観光・アクティビティ

鞆の浦のおすすめ散策スポット、人気のアクティビティを紹介します。
鞆の浦の情緒をお楽しみください。

常夜燈 / 周辺

灯篭燈(とうろどう)と呼ばれる船の出入りを誘導する江戸時代の灯台。海中の基礎の上から宝珠まで11mあり、港の常夜灯としては日本一の高さを誇る、鞆の浦のシンボルで、ほとんどの観光客が訪れる、人気スポットです。

波止場よりの風景

波止場から見た鞆港。小さな漁船の往来が、鞆の浦の情緒を感じさせてくれます。鞆の浦に訪れた際には散歩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょう。

いろは丸展示館

1867年、鞆の沖で沈んだいろは丸のジオラマ展示の他、龍馬の隠れ部屋の再現や、引き揚げ物も展示もあり、龍馬ファン必見のスポットです。

太田家住宅 / 周辺

元は保命酒の蔵元「中村家」の屋敷で、明治時代に太田家の所有になりました。瀬戸内海の近世商家建築を代表するもので、1991年には国の重要文化財にも指定されており、映画のロケ地としてもしばしば使われています。幕末には、勤皇孃夷の三条実美ら京都を追われた七卿落の際の宿泊場所としても知られています。

いろは丸事件談判跡 / 周辺

日本初の海難審判と言われる「いろは丸賠償交渉」がここで行われました。

龍馬宿泊所跡

江戸時代の回船問屋・桝屋清右衛門宅。いろは丸事件のとき、坂本龍馬たち土佐海援隊を支援し、宿舎として提供していた場所。残念ながら、内部は非公開です。

澤村船具店

江戸時代から続く船具店。昔ながらの店構えが歴史を物語ります。

圓福寺・大可島城跡と周辺

南北朝の古戦場跡で、「いろは丸事件」の際には、紀州藩の宿舎となりました。本道の裏手からの眺めが素晴らしく、撮影スポットとしても人気です。また、圓福寺内には芭蕉の句碑もあります。

鞆の浦歴史民族資料館 / 周辺

鞆の港を一望する古城跡に建ち、古代から潮待ちの港として栄えた鞆の歴史、産業やお祭りをわかりやすく紹介しています。春の、町並ひな祭には、貴重な雛人形が展示されます。

陸奥稲荷神社

地元では「あなばさん」として知られる、港にある神社。地元の人はもちろん、観光客もお参りや撮影で訪れています。

淀媛神社からの眺望

神功皇后が妹の淀媛を、鞆の氏神さんの祭主として鞆へとどめられたのを、後世その徳をしのび氏神として奉斎したといわれています。眺望が美しく、8月には祭が催され、御輿が練り歩きます。

弁天島

鞆の浦の景色を代表する島で、上陸することはできませんが、本島と仙酔島を行き来する平成いろは丸に乗船すれば、弁天島を船から眺めることができます。島のお堂には海上の守護神、弁財天が祀られていて、傍らには鞆の名誉のために命を捧げた若者をなぐさめる石塔が建っています。

渡守神社周辺の鞆の小魚売り

渡守神社周辺で漁師の方が小魚を直販。地元の人にも観光の方にも人気が高く、お土産としても重宝されています。鮮度も高く、非常においしいです。

対潮楼・福禅寺 / 周辺

備後三十三ヵ所第二番の霊場。朝鮮通信使が毎回宿泊した所で、その窓からの景色は「日東第一形勝」と讃えられました。いろは丸事件のとき坂本龍馬が紀州藩の重役と交渉をした場所とも言われています。

沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)

京都八坂神社の元社である、歴史と格式を誇る神社。豊臣秀吉が愛用した能舞台(国重文)や石鳥居(県重文)、灯篭、全国から寄進による玉垣などの石造物が多く、地元では「鞆の祇園さん」と親しまれ、参拝客の絶えない神社です。

鞆の小魚売り

景勝館漣亭前・渡守神社周辺。漁師の方がとれたての小魚や一夜干しを直販。地元の人にも観光の方にも人気が高く、お土産としてもお薦めです。

医王寺 / 平賀源内生祠

後山の中腹にある境内から、鞆の浦の街並みと、港を一望できる、ベストビューポイントの一つです。登る途中の坂道も雰囲気も情緒たっぷり。真言宗仁王門下には江戸時代の奇才・平賀源内の生祠があります。

BINGO CRAFT CAMP RIDE 1Dayツアー

–BETTER-BICYCLES ONOMICHI鞆の浦からスタートして、鞆鉄鋼団地でフライパン作りと焚き火料理を楽しみ、しまなみ海道を経由して尾道までのサイクリングと観光をご堪能ください。

港町の伝統産業 鍛造体験

職人のサポートを受けながら、錨作りの基礎となる自由鍛造技術を用いてオリジナルのアイテムを製作します。

木造船遊覧・釣り体験

全国でも珍しい木造船から日本遺産・鞆の浦を眺める遊覧航行と地元漁師の手引きで釣り体験を楽しめます。手ぶらでご参加ください。

歴史体験 保命酒酒蔵ツアー

360 余年の歴史を持つ保命酒の醸造元、岡本亀太郎本店の酒蔵で、保命酒の歴史を学びながら醸造過程を見学。商品の飲み比べも行います。

せとうち 漁師体験

瀬戸内の海の恵みを体験とともに味わう。季節によって変わる漁法とせとうちの海の風景をご体験ください。

民芸茶処 深津屋

落ち着いた空間の喫茶店・カフェ。和風珈琲処と好む人も数多くいます。江戸期から代々船具店を営まれている澤村船具店の敷地内にある民芸茶処 深津屋。旅の途中で寄られてみるのもお勧めです。

おいしい工房 うみひこ

30年前のレシピを参考にあっさりとした後味に仕上げたレアチーズケーキ。シンプルな原材料でシンプルに仕上げた昔懐かしい、むかしプリンが人気。

茶房 とうろどう

鞆の浦にゆかりの文学資料館を兼ねた茶房です。

鞆町カフェー454

カフェ、バー、イタリアン 鞆町カフェー454。鞆の浦で隠れ家的存在のレストランです。

おてび

郷土料理(その他)、魚介料理・海鮮料理、ラーメンが食べられるお店。魚料理にこだわり、その味はまさに絶品です。

鞆ノ津ギャラリー ありそ楼

大正6年建築、当時の遊郭建築の特色を垣間みれます。

鞆の浦 a cafe

喫茶店、カフェ、バー鞆の浦acafe(トモノウラ ア カフェ)東京のデザイナーでつくる有限責任事業組合(LLP)「デザインボード」がプロデュース。お店の前付近は、オダギリジョーさんと桜井幸子さんの出演したライフカードのCMのロケ地。

お弓神事(2月)

年頭に当り過ぎた一年の悪鬼を射払ってその年の平穏無事を祈る、格式の高い伝統行事。(福山市無形民俗文化財)

鞆・町並ひな祭り(2~3月)

古いひな人形から手作りのものまで町中で展示されます。資料館では、雛人形の展覧会も開催。豪華な江戸時代の七段飾り、明治期の御殿飾りをはじめ、様々な雛を展示。

鞆の浦観光鯛網(5月)

船団を組んで桜鯛の群を追う、伝統漁法。雄壮な一大海上絵巻を船上からご覧いただけます。

お手火神事(7月)

火のついた大松明を担ぎ、神社の長い石段を勇ましく練りながら登ります。日本三大火祭りの1つです。(福山市無形民俗文化財)

八朔[はっさく]の馬出し(9月)

子どもの誕生と健やかな成長を願い、白い木馬を積んだ台車に子ども達ものせ、町内を練り歩きます。

チョウサイ[長歳](9月)

「海路平安」信仰を集める海の神の例祭。七町の輪番制で、七年に一度当番に当たるので、最も賑やかな祭りとなります。

PR動画

鞆日本遺産PRムービー

鞆の浦の魅力は風光明美な名所・旧跡だけでなく,歴史的町並みの中に脈々と受け継がれた文化や人々の暮らしが息づいていること。 鞆に一歩足を踏み入れると、そこにはゆったりとした時間が流れていて、談笑する住民の方々や漁や魚売りの風景、石畳の路地や小道、ひしめくように立ち並ぶ建築物、祭りの賑わいなど鞆らしい魅力を感じていただけます。

福山市観光PRムービー

瀬戸内海の真ん中に位置する福山市。当地鞆の浦の他にも、2022年には築城400年を迎える福山城や国宝・明王院、阿伏兎観音など多くの魅力的な資源があります。 福山市出身の映画監督の中野裕之さんが制作したこの映像は、「日本国際観光映像祭」で2つの賞を獲得しました。1日を通して表情を変える美しい瀬戸内・福山の景色をお楽しみください。

ともにたのしむ

「体験」をテーマにした「ともにたのしむ」は、シーカヤックや玉津島トレッキング、露天風呂など、穏やかな瀬戸内の海や自然と友達になれる10のアクティビティを紹介しています。

ともにいただく

「食」をテーマにした「ともにいただく」は、鯛や海老などの海の幸を漁師や料理人の営みとともに切り取っています。

ともによろこぶ

「祭」をテーマにした「ともによろこぶ」は、日本三大火祭りの「お手火神事」やまち全体が華やぐ「鞆・町並みひな祭」など、のどかな港町が一丸となって盛り上がる10の祭事・神事は必見です。

『江戸時代末期の志士、坂本龍馬もこの「鞆の浦」に立ち寄られています。1863年8月23日、尊皇攘夷を主張する三条実美ら7人の公家は公武合体派に追われ長州(今の山口県)に下る途中、ここ「鞆の浦」に寄港。鞆の町にある旧「保命酒屋」に立ち寄りました。また、当館が位置しております「鞆の浦」は、ドラマや映画の撮影が度々行われています。宮崎駿監督は「鞆の浦」の古民家に滞在され、アニメ映画「崖の上ポニョ」の構想を練ったとされています。近年では日本でも上映されたハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI」やTBS日曜劇場「流星ワゴン」の永田家の故郷としてドラマロケ地にもなりました。また、人気マンガ「銀魂」の実写版映画(2017年公開)の撮影も行われました。中世の骨格を引き継ぎながら江戸中期までに整えられた地割に江戸時代からの伝統的な港湾施設・町屋・寺社・石垣などが一体となって良好に残る瀬戸内の港町「鞆の浦」。歴史的風致を今に伝え、とても高い価値を誇っています。